時代性との合致
思えば『スパイダーマン』の特報は、世界貿易センタービルに巨大な蜘蛛の巣を張り、悪漢のヘリを搦め捕るというものだった。
9・11テロがその無邪気な特報をお蔵入りに追い込んだ結果、作中においても数ヵ所の修正を余儀なくされ、完成が遅れる羽目になったとも聞く。
そういう意味では、本作はあらかじめ時代との因縁をもって生まれてきたのかもしれない。
あるいは、時代の要請に従って生まれたと言うべきか。
狙って狙えるものではなく、時代性との合致はえてしてこのように起こる。
ようは、時代に呼応するクリエイターの感性をいかに取りこぼさず、フィルムに定着させ得るかが映画製作者に求められる資質なのだが、これができる者は少ない。
その点、才能に恵まれたばかりか、それを掬い取る製作体制にも恵まれたサム・ライミ監督は、実に幸運だったと言えるでしょう。
本作をステップに、より高度な『2』に踏み込むことができたのだから。
ところで、話はそれますが、最近、ビデオカメラ レンタルにはまっています。
今は何でもレンタルがありますね~。
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