株式市場に当局介入 3
「政府は、われわれがやっているのは社会主義の株だと言う。
社会主義の株っていったい何なんだ。
儲からない株のことかい。
俺たちは社会主義でも資本主義でもどちらでもいいんだ。
自由に株をやりたいだけなんだ」。
・・・今回の取材の中でこれだけ激しく政府を批判する市民の姿を見たのは、この日が最初で最後でした。
テレビカメラの前で政府批判をすることは中国では危険なことです。
・・・にもかかわらず、こうした発言が飛び出したのはよほど腹に据えかねていたに違いないでしょう。
香港の雑誌『90年代』の李編集長は、現在の上海の状況を次のように分析しています。
「もともと上海の浦東開発計画は北京の保守派、つまり計画経済派が考え出したプロジェクトです。
上海に計画経済を中心とする一大経済圏をつくり上げ、市場経済で動きはじめている広東省の力を抑えようという狙いがあったんです。
ですから株式市場についても、市場原理に任せることは最初から考えていなかったのです」。