冷戦後の中国 5
「株価が1日にいくら上がり下がりしたかをよく見てごらん」。
証券取引所がオープンしたのは90年12月19日、株価は最初高騰していますが、年末から1月にかけては上げ幅が小さくなっています。
しかし、それ以外には何も際立った特徴はないように見受けられます。
ポカンとしている私たちに、楊百万は笑いながら種明かをしてくれました。
「上げ幅が毎日同じなのさ。
12月27日から毎日1パーセントずつ上がっているでしょう。
そして1月4日からは、今度は毎日ちょうど0・5パーセントずつだ」。
記者らは電卓を使ってもう一度株の値動きを計算してみました。
たしかに楊百万の言うとおり株価は毎日規則正しく上がっています。
1月17日から下落を始めますが、これも決まって毎日0・5パーセントずつ下がっています。
本来は市場の原理で動く株式市場に政府が介入し、1日の上がり下がりに制限を設けたのだと楊百万は説明をしてくれました。